本稿について
本稿では、EOS.IOのTechnical White Paper v2のうち冒頭部分の日本語訳を掲載します。
原文はこちらになります。
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EOS.IO テクニカルホワイトペーパー第2版
2018/3/16
概要:EOS.IOソフトウェアは、Dappsの水平方向・垂直方向のスケーリングができるように設計された新たなブロックチェーンアーキテクチャを導入します。これは、アプリケーションをビルトできるOSライクな構成物を創り上げることで達成されます。ソフトウェアは、アカウントや認証、データベース、非同期通信、多数のCPUコアやクラスタをまたぐアプリケーションのスケジューリングを提供します。最終的な成果としてのテクノロジは、ガバナンスの利いたブロックチェーンの文脈において、究極的には1秒あたり数百万のトランザクションまでスケールし、ユーザの手数料を排除し、Dappsの迅速かつ簡単なデプロイとメンテナンスを可能にすると考えられるブロックチェーンアーキテクチャです。
ご注意:本ホワイトペーパーで触れられている暗号トークンは、EOS.IOソフトウェアを採用するラウンチ済みのブロックチェーンの暗号トークンを指します。EOSトークンの配布関連でEthereumブロックチェーン上で配布れされているERC-20互換のトークンのことを指すものではありません。
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免責事項:このEOS.IOテクニカルホワイトペーパー第2版は、情報提供のみを目的としております。block.oneは本ホワイトペーパーの正確性や結論を保証するものではありません。block.oneは、(i)商品適格性、特定目的適合性、適合性、使用法、権限または非侵害の保証; (ii)本ホワイトペーパーのコンテンツに誤りがないこと; (iii)かかるコンテンツが第三者の権利を侵害していないこと等に限らず、いかなる場合においても、明示的、暗黙的、法令上、またはその他に関わらず表明・保証を行うものではなく、明示的にその責任を負うものではありません。block.one及びその関連会社は、本ホワイトペーパーまたはホワイトペーパーに含まれるいかなるコンテンツの使用、参照、または信頼により生じるいかなる損害について、損害の可能性についての告知があった場合においても、一切の責任を負いません。block.oneまたはその関連会社は、直接的、間接的、結果的、補償的、偶発的、実際的、懲罰的または特別かによらず、本ホワイトペーパーまたはホワイトペーパーに含まれるいかなるコンテンツの使用、参照、または信頼によるいかなる損害、損失、債務、あらゆる種類の諸経費について、取引上または収入、利益、データ、使用、信用の損失、その他の無形資産の損失等に限らず、いかなる場合においてもあらゆる個人または法人に対して責任を負わないものとします。
(筆者注:目次)
- 背景
- ブロックチェーンアプリケーションの要件
- 多数のユーザのサポート
- 無料利用
- 容易なアップグレードとバグ修復
- 低レイテンシ
- 順次演算
- 並行演算
- コンセンサス・アルゴリズム(BFT-DPOS)
- トランザクション確認
- トランザクションのプルーフオブステーク(TaPoS)
- アカウント
- アクションとハンドラ
- 役割ベースのパーミッション管理
- 名前付きパーミッションレベル
- パーミッションマッピング
- パーミッション評価
- デフォルトパーミッショングループ
- パーミッションの並行評価
- 強制的な遅延を伴うアクション
- 鍵盗難からの回復
- アプリケーションの決定性並行処理
- 通信待ち時間の最小化
- 読み取り専用アクションハンドラ
- 複数アカウントのアトミックトランザクション
- ブロックチェーンステートの部分的評価
- 主観的ベストエフォートスケジューリング
- 遅延トランザクション
- コンテクストフリーなアクション
- トークンモデルとリソースの取扱い
- 客観的測定と主観的測定
- 受取主の支払い
- キャパシティの委任
- トークン価値とトランザクションコストの分離
- ステートストレージコスト
- ブロック報酬
- 作業者提案システム
- ガバナンス
- アカウントの凍結
- アカウント規約の変更
- 憲法
- プロトコルと憲法の更新
- 緊急の変更
- スクリプトと仮想マシン
- アクション定義スキーム
- データベース定義スキーム
- ジェネリックなマルチインデックスデータベースAPI
- 認証とアプリケーションの分離
- ブロックチェーン間のコミュニケーション
- ライトクライアント検証(LCV)のためのマークル証明
- チェーン間コミュニケーションのレイテンシ
- 完全性の証明
- SegWit
- 結論
(次稿へ進む)
免責
邦訳には誤りがある場合がございます。予めご承知おき下さい。
確実な情報を知るためには冒頭に示した原文をご参照くださいますようお願いいたします。