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Zilliqaポジションペーパー日本語訳8(終)

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本稿について

本稿では、The Zilliqa Project: A Secure, Scalable Blockchain Platformの「G. Roadmap」、「H. Plans on Future Research & Development」、「I. References」の日本語訳を掲載します。

原文はこちらになります。

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G. ロードマップ

プロジェクトの最新のロードマップはhttps://www.zilliqa.com/about.htmlで確認できる。(筆者注:リンク切れ。ざっくりとしたロードマップはこちらで確認できる。Mediumの記事などを読むほうが詳しく把握できる。)

H. 将来の研究開発計画

Zilliqaリサーチの焦点とするところは、初期実装から完全なパブリックブロックチェーンプラットフォームまでの研究開発を進めることである。Zilliqaのミッションはブロックチェーンのスケーラビリティをさらに向上させ、その上で動くDappsが現在のパブリックブロックチェーンプラットフォームの100倍も1000倍ものスケーラビリティを得られるようにすることである。この目的を達成するためにイノベーションと開発の長い道のりがある。私たちが探りたいと考えている研究アイデアのいくつかについて概要を記す。

ステートシャーディング

Zilliqaの最初のリリースではステートシャーディングなしでスケーラビリティを達成する。本質的にステートシャーディングはフルノードが全てのブロックやトランザクションを保存したり受信したりするのを緩和する。このようにブロックチェーンノードのストレージと通信負荷を削減できることで、スループットについての別のスケールアップ要因を構成する。しかし、ステートシャーディングに起因するクロスシャードコミュニケーションが得られるパフォーマンスを上回るかもしれず、セキュアかつ効率的なステートシャーディングの設計は自明ではない。このようなさらなる複雑性に対処するためにさらなる研究が必要である。

セキュアプルーフオブステーク(SPoS)

PoSスキームは効率的なブロックチェーンコンセンサスプロトコルに関する有望な方向性である。だが、Zilliqaのセキュリティは常に最優先事項である。PoSスキームはまだ未成熟な段階にあると考えており、このようなスキームのセキュリティや非中央集権性はさらなる研究や分析が求められている。従って、Zilliqaのブロック構築は時が経ってセキュアであることが証明されたPoWやBFTなどのスキームに基づいている。しかし、コンセンサスアルゴリズムに関してPoSから得られる大幅なパフォーマンスを考慮すると、ZILLIQAのためのセキュアで効率的なPoSスキームを追求してPoSパラダイムについてさらなる研究を進める価値がある。

ストレージプルーニング

また、ストレージの必須要件を下げ新しいノードの参入プロセスを容易にするため、ブロックチェーンに保存されている古くなったブロックを取り除く方法を模索するつもりである。マルチグレードストレージやブロックとトランザクションの圧縮をありうるソリューションとして考えている。

クロスチェーンサポート

ZILLIQAは他のパブリックブロックチェーンを補完し、健全なエコシステムを作ってエンドユーザーにアプリケーションのプラットフォームの広範な選択肢を提供するという明確な意図を持っている。この目的を達成すべく、ZILLIQAは段階的なクロスチェーンコミュニケーションをサポートし、潜在的にクロスチェーンアプリケーションを可能にするテクニカルソリューションを模索している。

プライバシー保証の計算

フィナンシャルモデリングアプリケーションをZILLIQAでアプリケーションを実行する場合、は強固なプライバシーと知的財産の保護があることが強く望まれる。このような保護を与えうる効率的な暗号スキームの利用についてさらなる研究を行う予定である。例えば、操作が定められた準同型暗号スキームでセンシティブデータの欠片を再度暗号化し、その暗号化したデータに対して一つの操作を実行するために特定のコンセンサスグループにそのデータを送るようなソリューションを模索している。例えば効率性を求めてあるコンセンサスグループには加算だけ行うタスクを与え、別のコンセンサスグループには乗算のみ行うタスクを与えるなどである。

I. 参考文献

[1] Elastico: A Secure Sharding Protocol For Open Blockchains, Loi Luu, Viswesh Narayanan, Kunal Baweja, Chaodong Zheng, Seth Gilbert, Prateek Saxena, ACM Conference on Computer and Communications Security (CCS 2016)
[2] Bitcoin-NG: A Scalable Blockchain Protocol, Ittay Eyal, Adem Efe Gencer, Emin Gün Sirer, and Robbert Van Renesse, In Proceedings of the 13th Usenix Conference on Networked Systems Design and Implementation (NSDI 2016).
[3] ByzCoin: Enhancing Bitcoin Security and Performance with Strong Consistency via Collective Signing, Eleftherios Kokoris-Kogias, Philipp Jovanovic, Nicolas Gailly, Ismail Khoffi, Linus Gasser, Bryan Ford, In Proceedings of the 25th USENIX Security Symposium (USENIX 2016).
[4] PBFT: Practical Byzantine Fault Tolerance and Proactive Recovery, by Miguel Castro and Barbara Liskov, ACM Transactions on Computer Systems (TOCS), vol. 20, no. 4, Nov. 2002, pp. 398-461.
[5] CoSi: Keeping Authorities "Honest or Bust'' with Decentralized Witness Cosigning, Ewa Syta, Iulia Tamas, Dylan Visher, and David Isaac Wolinsky and Philipp Jovanovic, Linus Gasser, Nicolas Gailly, Ismail Khoffi, and Bryan Ford, 37th IEEE Symposium on Security and Privacy (SP 2016).
[6] Scilla: a Smart Contract Intermediate-Level LAnguage, Ilya Sergey, Amrit Kumar, and Aquinas Hobor, https://arxiv.org/pdf/1801.00687.pdf

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