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Origoホワイトペーパー日本語訳1

更新日:

本稿について

Origo Scalable Privacy Preserving Platform For Decentralized ApplicationsのVersion 0.1、最終更新日: 2018/5/5時点のものを対象とします。本稿では「Chapter 1. Introduction」と「Chapter 2. Overview」の日本語訳を掲載します。

原文はこちらになります。

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Origo Dappsのためのスケーラブルかつプライバシー保証のプラットフォーム

Origo Foundation, support*origo.network

バージョン0.1 最終更新日: 2018/5/5

免責事項:この論文は技術概観を目的とするものである。包括的なものまたは最終的な設計を意図するものではない。重要でない側面は含まれていない。

重要なお知らせ

本ホワイトペーパーを読み進める前に、Appendixの法的免責事項並びにリスクファクター全文を読まれるようお願いする。(筆者注:origoの設計とは無関係かつ非常に長いので、現時点で省略します。法的免責事項については原文の40~52ページ、リスクファクターについては53~64ページをお読みください。)

1. はじめに

Ethereum[1]はスマートコントラクトを通じてちょっとしたコードで直接的にデジタルアセットをコントロールできるようにし、Bitcoin[2]を発展させた。これによりさらに複雑なアプリケーションの可能性が生まれた[3]。しかし、現在のスマートコントラクトにはプライバシーがない。スマートコントラクトへのインプットデータと実行結果はネットワーク全体に見えてしまっており、このことが多数の現実世界のプライバシーに関心のある企業や個人の利用・採用を制限してしまっている[4]。ブロックチェーンの強力なテクノロジは無与信のパーティがお互いセキュアかつ正しくインタラクションできるようにしたが、Origoはそのセキュア性と正当性に加えて、ブロックチェーンの普及に重要なプライバシーを強化する。Zerocash[5]のような技術の進展はプライベートなトランザクションを実現したが、OrigoはHawk[6]やBulletproofs[7]などの関連研究に基づき、プライベートなインプットとアウトプットを明かすことなくスマートコントラクトを作成・実行できるようにすることでプライバシーの取り組みをいっそう進める。

1.1. プライバシー問題

現実世界の政府や中央集権的な法人企業は市民やユーザに対する監視を至る所で強めている。遅かれ早かれ市民やユーザがプライバシーに対する基本的人権を希求し始める時がくるだろう。プライバシーに対する世界的な関心の高まりで、公共放送では繰り返し物議を醸すようなプライバシー関連事件を報道している。政府による監視[8]や一見して参加者への明確なお知らせなく実行されたFacebookの大規模な科学的な実験[9]はその一例である。

事業者や個人のあらゆるプライバシーが制約なくパブリックブロックチェーン上で見ることができるようになると、知的財産権やその所有権、データの悪用、敵対的な行動などの問題を引き起こすおそれがあるので、事業者や個人は関心を抱いている。

契約の観点で多くのエンティティは契約金額、パフォーマンスや評価の重要データ、契約執行の前提条件などのセンシティブデータや詳細情報に多大な関心がある。Ethereumのような従来のスマートコントラクトはこのセンシティブな契約情報を守ることができなかったので、産業的な使用や個人的な使用を制限してしまうことになった。

1.2 貢献

  • プライバシー保証アプリケーションプラットフォーム(Privacy Preserving Application Platform, PPAP):イノベーティブなプライバシープロトコルと効率的なゼロ知識証明(ZKP)を組み合わせることで、OrigoのPPAPはDappsに関するインプット/アウトプットデータのプライバシーとトランザクションのプライバシーを守る。
  • オフチェーンコンピュテーション:OrigoはDappsのオフチェーン実行をサポートする。これはアプリケーション実行のプライバシーを守るだけでなく、オンチェーンのパフォーマンスを大幅に改善する。
  • スケーラブルアーキテクチャ:Origoは非常にスケーラブルなアーキテクチャを採用する。これはパフォーマンス改善にフォーカスした多くの有望なテクノロジを実装することで達成する。そのようなテクノロジとして、改良版コンセンサスプロトコル、最先端のシャーディング、ステートレスクライアント、改善版アプリケーション実行環境(仮想マシン)などがある。
  • 将来の研究開発の取り組み:少数のアクティブリサーチや開発が現在行われている。プライバシー保証アプリケーションのためのクロスチェーンサポートやトラステッドセットアップのないゼロ知識証明フレームワーク、Dapps用の形式的検証ツールなどである。

2. 概観

2.1 対象とするプライバシーの範囲

近年、Monero[10]やZcashのようなプロジェクトは新しいプライベートな暗号通貨を作ることでプライバシー問題の解決に努めている。だが、これらのプロジェクトはゼロ知識証明のメカニズムやその他暗号理論プリミティブを通じて主に秘匿トランザクションを作ろうとしている。Origoはさらなるプライバシー保証機能を提供しようとしている。つまり、秘匿トランザクションだけでなく、スマートコントラクトに記述されたDappsのインプット/アウトプットデータのプライバシーである。従って、Origoは上述のプロジェクトよりもはるかに複雑である。対象とするプライバシーの範囲に関して、Origoと秘匿トランザクションにフォーカスするプロジェクトとの比較と以下に示す。

表2.1に示すように、Monero/Zcash/MimbleWimbleを秘匿トランザクションをサポートするBitcoinのフォークとするならば、OrigoはDappsのインプット/アウトプットデータのプライバシーを保護する改良版のEthereumライクなDappsプラットフォームと位置付けられる。

表2.1 OrigoとMonero/Zcashのプライバシー範囲の比較

Monero/Zcash Origo
送信者アドレス

トランザクション金額

受信者アドレス

-

-

送信者アドレス

トランザクション金額

受信者アドレス

アプリケーションのインプット

アプリケーションのアウトプット

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免責

邦訳には誤りがある場合がございます。予めご承知おき下さい。

確実な情報を知るためには冒頭に示した原文をご参照くださいますようお願いいたします。

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