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Golemホワイトペーパー日本語訳2

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 本稿について

本稿では、The Golem ProjectのCroudfunding Whitepaper final versionのうち「Overview of the Golem Project」の「Golem as an Ecosystem」の日本語訳を掲載します。

原文はこちらになります。

エコシステムとしてのGolem

比較的最近のテクノロジの進歩のおかげで、Golemのビジネスケースはズバリ完全に新しい原理に従って計算リソースのためのマーケットを組成できるということにあります。対照的に、今日の計算のマーケットはAmazonやGoogle、Microsoft、IBMといった有力なプレイヤーに支配されています。彼らは自身のマーケット影響力とアセットを相当のマージンを確保するために利用し、能率的とは言い難い価格のついた計算サービスになっています。幸いなことに、マーケットは永久にこのように動き続ける運命にあるわけではありません。Golemにより、Golemのアプリケーションレジストリを介して一連の専用ソフトウェアソリューションと組み合わさって、計算リソースの供給は個人や専門のプロバイダの寄与に基づくようになります。そしてそれは、ほぼ完全情報市場に近い、単一的かつ競争的なマーケットで動作します。

Golemにより可能となる計算マーケットのスケーリングには、3つのグループが必要です。すなわち、計算リソースの供給者である["プロバイダ"]、ネットワークで計算処理されるタスクを出すタスク作成者の["リクエスタ"]、そしてもちろん、ソフトウェア開発者です。これらの3つのグループがGolemのユニークで独立したエコシステムを構成します。

インフラストラクチャの供給

ネットワークへの計算パワーの供給はプロバイダによります。これは、個人におけるゲーミングPCの余力分のCPUサイクルの一時貸出から大規模なデータセンタにおける全キャパシティの提供まで、誰もがプロバイダになりえます。プロバイダは、完了したタスクの報酬をリクエスタから受け取ることができるので、Golemに参加するインセンティブがあります。もちろん、Golemのユーザインタフェースはプロバイダに価格設定と一時貸出を希望する余剰リソースの割合を決定する明瞭な方法を提示するので、使いやすいものとなるでしょう。

計算リソースの需要

リソース提供に対してプロバイダに報酬を与えるため、Golemは追加の計算リソースを求めるリクエスタを呼び込む必要があります。Golemの作り出すマーケットは、ほぼ完全情報であることと、あらゆるハードウェアにタスクをデプロイすることの容易さゆえに非常に競争的なものになるでしょう。これはGolemの利用をシンプルなものにするだけでなく、リクエスタを呼び込むでしょう。そして、非常に競争的な設定もまた市場の効率性を向上させ、既存のクラウドコンピューティングプラットフォームと比較していっそう包括的で有利な価格設定をもたらす可能性が非常に高いでしょう。

重要な特徴の1つは、Golemのマーケットプレイスではリクエスタがプロバイダになることができるということです。なぜなら、リクエスタの大半はたまにしか追加リソースを必要としないからです。彼らは自身のハードウェアを一時的に貸し出して、追加料金を得ることができるでしょう。さらに、財政面はGolemを利用する唯一のインセンティブとはなりません。つまり、Golemの重要な特徴の1つは、アプリケーションレジストリから利用できるGolemネットワークで動いている多様なソフトウェアの可用性なのです。

ソフトウェアとマイクロサービス

いくつかの最初のユースケース(CGIレンダリングなど)がGolemチームによって開発・実装されていますが、他のソフトウェア開発者に独自のGolemアプリケーションのアイデアを開発してもらうことが必要不可欠です。そのようなアプリケーションの数と品質はGolemの将来的な成功における1つの重要因子です。そのため、アプリケーションレジストリとトランザクションフレームワークはエコシステム全体の最も重要な特徴であり、開発プロセスの最前線かつ中心となるでしょう。既に紹介したように、それらは開発者にGolem上で動くソフトウェアのデプロイ・配布・マネタイズを行うための柔軟で効率的なツールを提供します。これはマイクロサービスと今後出現するいくつかのDappsにとって完璧なソリューションになるだけでなく、既存の占有ソフトウェアやオープンソースソフトウェアを配布する面白い方法となるかもしれません。

最初のユースケース:CGIレンダリング

CGIレンダリングは、実際のGolem利用の最初でとてもありがちな実例です。コストのかかるクラウドベースのサービスを利用したり自身のマシンがタスクを完了するのを待つよりも、CGIアーティストは他のユーザから計算リソースを借りて素早くイメージをレンダリングすることができます。リクエスタ(この例の場合はCGIアーティスト)からの支払いは、リソースを使用させてあげたプロバイダに直接送られます。さらに、CGIアーティストのマシンがアイドルであれば、そのマシンは他のユーザからのタスクを受け入れることもできます。

Golem α版リリース:Blenderを使ったCGIレンダリング。公開しているので、以下のリンクでGolemをテストしてみてください。

長期ビジョン:Web3.0の構成要素としてのGolem

私たちは、将来のインターネットは真に分散型のネットワークであり、利用者はコンテンツを企業やその他の仲介者と共有することなく、安全かつ直接的に交換できるようになると信じています。それに応じて、Golemは具体的なタスクを計算処理するためだけではなく、自己組織化ネットワークで操作を実行するためにマシンをバルクで借りるためにも役立つでしょう。もちろん、これには他のテクノロジの同時開発が必須であり、その多くはここ数年で弾みがついています。

より良いデータ共有テクノロジが必要ですが、現在のIPFS/FilecoinとSwarmの開発を考慮すると、適切なソリューションは目前であるように見えます。最終的には、Ethereumネットワークはよりスケーラブルでより効率的になり、実用的なマイクロペイメントチャネルのネットワークを包含するでしょう。ひと度これらのテクノロジが利用できるようなれば、ユーザは完全に分散型の方法で小規模なアプリ(例.メモアプリ)と大規模なアプリ(例.ストリーミングサービス)のどちらも動かすことができるので、Golemを主にマイクロペイメントのプラットフォームだと思うことは想像に難くないでしょう。野心的ではありますが、このヴィジョンはGolemの長期的な潜在力にまつわる究極的な議論であるように思われます。

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