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EOSテクニカルホワイトペーパー日本語訳7

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 本稿について

本稿では、EOS.IOのTechnical White Paper v2のうち「Governance」の日本語訳を掲載します。

原文はこちらになります。

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ガバナンス

ガバナンスは、コミュニティ内の人たちによる次のプロセスを指します。

  1. ソフトウェアアルゴリズムでは完全に捉え切れない集約的なアクションに関する主題についてのコンセンサス形成
  2. 形成されたコンセンサスの実行
  3. 改憲を通じたガバナンスルールの変更

EOS.IOソフトウェアをベースとするブロックチェーンは、ブロック生成者の有する影響力を効率的に導くガバナンスプロセスを実装します。定められたガバナンスプロセスを欠いた以前のブロックチェーンは、その場しのぎの、非公式な、そしてしばしば物議を醸すガバナンスプロセスをあてにして、予期せぬ結果をもたらしました。

EOS.IOソフトウェアをベースとするブロックチェーンは、権力はそれをブロック生成者に委任できるトークン保有者に源を発することを認識しています。ブロック生成者は、アカウントの凍結や欠陥のあるアプリケーションの更新、基盤プロトコルに対するハードフォークを伴う変更の提案をするため、限定的で検証されたオーソリティが与えられます。

EOS.IOソフトウェアに組み込まれているのは、ブロック生成者の選出です。あらゆる変更は、ブロックチェーンに施すことができるようになる前にブロック生成者が許可しなくてはなりません。もしブロック生成者がトークン保有者の望む変更を施すのを拒否した場合、票を剥奪することができます。もしブロック生成者がトークン保有者の承認なく変更をしようとすれば、他の全ての生成に関わらないフルノード検証者(取引所等)はその変更を拒否するでしょう。

アカウントの凍結

スマートコントラクトは時折異常なあるいは予期しない振る舞いをして意図したとおりに動かないことがあります。また、アプリケーションやアカウントが途方もないリソースを消費できるようにしてしまう脆弱性を発見する可能性があります。そのような問題が必然的に発生すると、ブロック生成者はそのような状況を修正するための権限を有します。

全てのブロックチェーン上のブロック生成者は、度のトランザクションをブロックに含めるかを選ぶ権限を持っており、そのことがブロック生成者にアカウントを凍結する力を与えています。EOS.IOソフトウェアを使用するブロックチェーンは、アカウント凍結プロセスをアクティブな生成者の15/21の票を条件とすることでこのオーソリティを正式なものとしています。もし生成者がこの権能を乱用すると、票を剥奪され、アカウントは凍結されません。

アカウント規約の変更

他が全て上手くいかず、"止められないアプリケーション"が予期しない動作をする場合、EOS.IOソフトウェアを使用するブロックチェーンでは、ブロック生成者がブロックチェーン全体をハードフォークすることなくアカウント規約を取り替えることができます。アカウント凍結プロセスと同様に、この規約の取り替えには選ばれたブロック生成者の15/21の得票が必要です。

憲法

EOS.IOソフトウェアにより、ブロックチェーンはピア・トゥ・ピアのサービス利用規約を締結したり、署名したユーザを縛るコントラクトを定めたりすることができます。これを"憲法"と呼称します。憲法の内容は、規約でも完全には強制できないユーザの義務を定義するとともに、司法管轄並びに準拠法の選択とその他相互に承諾されたルールを定めることにより紛争解決を導くものです。ネットワークにブロードキャストされる全てのトランザクションは署名の一部として憲法のハッシュを組み入れなくてはならないため、はっきりと署名者をコントラクトに縛ります。

また、憲法は人が読むことのできるソースコードプロトコルのインテントを定義します。このインテントはエラー発生時にバグと特徴の違いを判別するのに利用され、コミュニティは修正が適切か不適切かをインテントによって判断します。

プロトコルと憲法の更新

EOS.IOソフトウェアは、標準的なソースコードと憲法で既に定義されているプロトコルを更新する以下のプロセスを定義します。

  1. ブロック生成者は憲法に対する変更を提案し、15/21の賛成を獲得する。
  2. ブロック生成者は30日間、新憲法の15/21の賛成を維持する。
  3. 全ユーザは今後トランザクションを処理する条件として、新憲法の受諾を示すことを求められる。
  4. ブロック生成者はソースコードに変更を取り入れて憲法に変更を反映するとともに、新憲法のハッシュを使用してブロックチェーンに新たなソースコードを提案する。
  5. ブロック生成者は30日間、新たなソースコードの賛成を維持する。
  6. コードに対する変更は7日後に効力を発揮し、ソースコードの批准後に1週間の更新期間を生成に関わらない全てのフルノードに与える。
  7. 新たなソースコードに更新しなかった全てのノードは自動的にシャットダウンされる。

標準では、EOS.IOソフトウェアの設定では、新たな機能を追加するブロックチェーンの更新プロセスは2~3ヶ月かかりますが、憲法の変更を必要としない重大でないバグを修正するための更新は1~2ヶ月で済むでしょう。

緊急の変更

ブロック生成者は、有害なバグや現在進行形でユーザに害を与えているセキュリティの脆弱性を修正するためにソフトウェアの変更が必要な場合、プロセスを加速する可能性があります。概して言えば、新機能を導入したり害のないバグを修正することは、更新の加速にまつわる憲法に反しています。

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邦訳には誤りがある場合がございます。予めご承知おき下さい。

確実な情報を知るためには冒頭に示した原文をご参照くださいますようお願いいたします。

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