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COSMOSホワイトペーパー日本語訳8

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本稿について

COSMOSのホワイトペーパー、最終更新日: 2018/4/7時点のものを対象とします。本稿では「Issuance and incentives」の日本語訳を掲載します。

原文はこちらになります。

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発行とインセンティブ

Atomトークン

Cosmosハブはマルチアセットの分散型台帳である一方で、atomという特殊なネーティブトークンがある。atomはCosmosハブの唯一のステーキングトークンである。atomは所有者が投票したり、検証したり、他のバリデータに委任したりするためのライセンスだ。Ethereumにおけるetherのように、スパムを緩和するトランザクション手数料の支払いにatomを使うこともできる。少々インフレ加算されたatomとブロックトランザクション手数料がバリデータとバリデータに委任した委任者に報酬として支払われる。

「BurnAtomTx」トランザクションは、準備金プールから任意の比率のトークンを復元するのに利用できる。

資金調達者

atomトークンの初期配布とジェネシスにおけるバリデータは、Cosmos資金調達者のドナー(75%)、先行ドナー(5%)、Cosmos Network Foundation(10%)、ALL IN BITS, Inc(10%)にいくことになるだろう。ジェネシス以降、atom総量の1/3が担保を預け入れたバリデータと委任者に報酬として毎年支払われる。

さらなる情報についてはCosmosの計画を参照してほしい。

バリデータ数についての制限

Bitcoinや他のPoWブロックチェーンと異なり、Tendermintブロックチェーンはバリデータが増えるにつれて通信複雑性が増大するせいで遅くなる。幸いにも私たちは堅牢でグローバルに分散されてトランザクション確認時間も短いブロックチェーンを実現するのに十分なバリデータをサポートでき、そして帯域幅やストレージ、並列演算能力の向上につれて将来的にもっと多くのバリデータをサポートできるようになるだろう。

開始日にバリデータの最大数は100に設定され、10年間に年13%の比率でその最大数は増加し、300で一段落する。

0年目:100
1年目:113
2年目:127
3年目:144
4年目:163
5年目:184
6年目:208
7年目:235
8年目:265
9年目:300
10年目:300
...

ジェネシス以後にバリデータになることについて

まだバリデータになっていないatom所有者は「BondTx」トランザクションに署名して送信することでバリデータになることができる。担保として提供されるatomは0より大きくなければならない。その時のバリデータ集合の数が許容されるバリデータの最大数より大きい場合を除けば、誰もがいつでもバリデータになることができる。もし左記の例外にあたる場合は、BondTxトランザクションはatomの総量が最も小さいバリデータが保持している効力のあるatomの総量よりも大きい場合に限り有効になる。効力のあるatomには委任者から委任されたatomも含まれる。このようにして既存バリデータが新規バリデータに取って代わられると、既存バリデータはその活動を停止してその全atomと委任されたatomは担保解除状態に移行する。

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免責

邦訳には誤りがある場合がございます。予めご承知おき下さい。

確実な情報を知るためには冒頭に示した原文をご参照くださいますようお願いいたします。

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