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Enigmaホワイトペーパー日本語訳11

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 本稿について

本稿では、EnigmaのWhitepaperのうち「7 Incentives」の日本語訳を掲載します。

原文はこちらになります。

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7 インセンティブ

Enigmaは暗号通貨でもブロックチェーンでもないので、インセンティブスキームはマイニング報酬というよりは手数料に基づくものであり、ノードは計算リソースを提供する対価として受け取ります。悪意ある行動を処罰できるよう、フルノードは保証金を提供することが求められます。

7.1 保証金

MPCプロトコルに対して取りうる攻撃は、プロトコルにおいて公平性の保証がないことを利用するものです。然るべき条件下では、悪意あるパーティは他のパーティが出力を知るよりも前に出力を知り、プロトコルをアボートさせることができます。この攻撃は、過半数によって実行された場合には防ぐことができませんが、ペナルティが科されるようにできます。MPC内の悪意あるノードを罰するためにBitcoinの保証金を利用することが何名かの研究者によって最近調査されています。私たちは類似のモデルを使用し、例えば正当性を破壊するような悪意ある行動を処罰できるように拡張します[22, 23]。悪意ある行動はSPDZプロトコル(第5章2節1項を参照)によって検証されます。

ネットワークへの参加、データの保存、計算の実行、手数料の受け取りをするために、全てのフルノードは最初にプライベートコントラクトへ保証金を送る必要があります。各計算の完了後、プライベートコントラクトは正当性と公平性が維持されていたかを検証します。ノードが結果に対して偽っていること、または計算を途中でアボートしたことが明らかになった場合は、保証金を失い、他の誠実なノードへ分配されます。計算は悪意あるノードを除いて(例えば当該ノードのデータのシェアを0に設定することによって)続行されます。

7.2 計算の手数料

ストレージやデータ検索、計算に対する全てのネットワーク内のリクエストは、EthereumのGasのコンセプトと同じように、固定価格を有します。全ての計算が全てのノードで実行されるEthereumと異なって、Enigmaでは異なるノードは各計算の別の部分を実行し、ラウンドで計測される貢献度に応じてノードに対価を支払う必要があります。各関数は加算と乗算ゲートの回路へと縮小され、それぞれが1以上のラウンドを取ることを思い出してください。ノードの貢献したラウンド数と演算数(加算、乗算)の加重和が、計算に参加するノードに対して支払われます。

プラットフォームはチューリング完全であるため、リクエストの正確なコストはいつでも事前計算できるわけではありません。従って、計算が完結した時点で、リクエストのコストは各ノードが保持している口座残高から差し引かれます。口座残高が最小の閾値を下回らない限り、リクエストは通ります。

7.3 ストレージの手数料

データストレージの手数料は市場ベースであり、期限付きです。ホスティングコントラクトは所有者の口座残高を使って自動的に更新されます。もし残高が少なすぎるとデータへのアクセスは制限され、追加の資金が預け入れられない限り、データは然るべき時間以内に削除されます。

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邦訳には誤りがある場合がございます。予めご承知おき下さい。

確実な情報を知るためには冒頭に示した原文をご参照くださいますようお願いいたします。

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