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COSMOSホワイトペーパー日本語訳3

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本稿について

COSMOSのホワイトペーパー、最終更新日: 2018/4/7時点のものを対象とします。本稿では「Cosmos Overview」の日本語訳を掲載します。

原文はこちらになります。

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Cosmos概観

Cosmosは個別で同時並行的に存在するブロックチェーンのネットワークで、それぞれのブロックチェーンはTendermintのような古典的なBFTコンセンサスアルゴリズムで動いている。

このネットワークにおける最初のブロックチェーンはCosmosハブである。Cosmosハブは他のたくさんのブロックチェーン(あるいはゾーン)と最新のIBC(ブロックチェーン間コミュニケーション)プロトコルを介して接続する。Cosmosハブは膨大な数のトークンタイプを追跡し、接続しているゾーンごとにトークン総数の記録を保持する。ゾーン間のコインの送金は全てCosmosハブを通過するので、トークンはゾーンからゾーンへとセキュアかつ高速に、ゾーン間で流動性のある取引所の必要もなく移動することができる。

このアーキテクチャは今日ブロックチェーン界隈が直面している多くの問題、例えばアプリケーションの相互運用性やスケーラビリティ、シームレスな更新可能性などを解決する。一例として、BitcoindやGo-Ethereum、CryptoNote、Zcash、その他あらゆるブロックチェーンシステムから発生したゾーンはCosmosハブと接続可能である。これらのゾーンにより、Cosmosはグローバルなとあんざくしょん需要を満たすまで無制限にスケールできる。ゾーンはDEX(分散取引所, distributed exchange)にも非常に適しており、同様にサポートされる。

Cosmosは単なる分散台帳だけではなく、Cosmosハブはクローズドなプラットフォームでもなければその世界の中心でもない。私たちは分散台帳のオープンなネットワークのためにプロトコルを設計しており、このプロトコルは暗号理論の原則や徹底的な経済学、コンセンサス理論、透明性、アカウンタビリティに基づいていて将来の金融システムの新たなる根幹の役割を果たすことができる。

Tendermint-BFT

CosmosハブはCosmosネットワークにおける最初のパブリックブロックチェーンで、TendermintのBFTコンセンサスアルゴリズムを原動力とする。TendermintオープンソースプロジェクトはBitcoinのPoWコンセンサスアルゴリズムの速度やスケーラビリティ、環境的な問題に対処するために2014年に誕生した。1988年にMITで開発された実証済みのBFT[20]を利用し改善を加えることで、TendermintチームはNXTやBitshares1.0などの第一世代のPoS型暗号通貨が苦しめられたNothing-at-Stake問題に対応したPoS型暗号通貨を概念的に描いた最初のチームとなった。

今日では、事実上すべてのBitcoinモバイルウォレットはトランザクション認証に信頼のあるサーバを利用する。これはPoWはトランザクションを不可逆的にコミットできる前に多数のコンファメーションを待つ必要があるからだ。二重支払い攻撃は既にCoinBaseのようなサービスで実行されている。

他のブロックチェーンコンセンサスシステムと異なり、Tendermintは即時的かつ実証されていて安全なモバイルクライアントの支払い認証を提供する。Tendermintは一切フォークしないように設計されているので、モバイルウォレットは即時にトランザクションコンファメーションを得ることができ、スマートフォンでのトラストレスで実用的な決済を現実化する。これはIoTアプリケーションにも計り知れないほど大きな影響をもたらす。

CosmosのバリデータはBitcoinのマイナーと同様の役割を持つが、署名に暗号署名を用いる。バリデータはブロックのコミットを担当するセキュアな専用マシンである。バリデータでないものは自身のステーキングトークン(atomという)を他のバリデータに委任してブロック報酬やatom報酬の一部を得ることができるが、委任を受けたバリデータがハッキングされたりプロトコルに違反したりした場合は非バリデータは罰を受ける(ステークを削減される)リスクを負う。Tendermint BFTコンセンサスの実証されたセーフティ保証とステークホルダー(バリデータと委任者)の担保がノードとライトクライアントに証明可能で定量化可能なセキュリティを与える。

ガバナンス

分散型公開元帳は規約とガバナンスシステムを持っているべきだ。Bitcoinはアップグレードの調整にBitcoin Foundationとマイニングに頼っているが、これは遅いプロセスである。EthereumはTheDAOハッキングの対応でハードフォーク後にETHとETCに分裂したが、それは主に事前の社会的契約も意思決定機構もなかったからである。

Cosmosハブのバリデータと委任者はシステムのプリセットパラメータ(ブロックのガスリミットなど)を自動変更できる提案に投票できたり、アップグレードを調整したり、Cosmosハブのポリシーを管理する人間が読める規約の修正案に投票することもできる。規約により盗難やバグ(TheDAO事件など)の問題に対してステークホルダー間の団結ができ、より迅速かつ明確な解決ができる。

各ゾーンが独自の規約とガバナンス機構を持つこともできる。例えば、Cosmosハブはハブにおける変更不能性(ロールバック不可、Cosmosハブのノード実装バグによる救済なし)を強制する規約を持つのに対して、各ゾーンはロールバックに関するポリシーを定めることができる。

ポリシーを異にするゾーン間の相互運用性を実現することで、Cosmosネットワークはユーザに究極の自由とパーミッションレスな実験のポテンシャルを与える。

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