Raiden Network本家のFAQページをもとに、Raiden Networkについて見ていきます。
これを読むとRaiden Networkの手数料に対する考え方についてざっくりと知ることができます。
要点まとめ
まず、本記事の要点をお伝えします。
- Raiden Networkの手数料はプロトコルレベルの手数料とサービス周りの手数料の2つである。
- プロトコルレベルの手数料はチャネルでやりとりされるトークン建てで支払われ、チャネルを安定に保つために使われる。
- サービス周りの手数料はフルノードを稼働しない/できないユーザが支払うもので、RDNトークンで支払う。
- フルノードを稼働させることができるユーザはサービス周りの手数料をもらうことができる。
- 単一ノードがスパム被害に遭ってもRaiden Network全体には影響しない。
次に詳細としてRaiden Network本家による英文FAQページの日本語訳を掲載します。細部を知りたい方は読み進めてください。
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手数料(Fees)
Raiden Networkは手数料がかかるの?(Are there fees in the Raiden Network?)
はい、Raiden Networkには以下の2種類の手数料があります。
- プロトコルレベルの手数料
- サービス周りの手数料
プロトコルレベルの手数料はペイメントチャネルネットワークを安定した状態に保つために必要です。ノードはこの手数料を使ってチャネルが時間とともに消耗してしまうのを防ぎます。プロトコルレベルの手数料は相対的に小額で、当該チャネルでトランスファーされるトークン建てとなります。
サービス周りの手数料は、十分なキャパシティのある経路の探索アシストをしてくれたり、オフラインユーザのためにチャネルをモニタリングしてくれるサービス等のRaiden Network内のサービスに支払うことができるというものです。自らこれらのサービスを動かしているユーザはサービス周りの手数料を払う必要はなく、逆に稼ぐことができます。ネットワークの全ノードの95%超はライトクライアントで、フルスタックのサービスを稼働させずにすむという利便性を得るために喜んでこの僅かなサービス周りの手数料を支払うと思われます。
Raiden Networkのトークンはあるの?(Will there be a Raiden Network token?)
はい、あります。サービス周りの手数料はRDNトークンで支払われます。RDNトークンはRaiden Network内のサービスに対する支払専用の仮想通貨です。このトークンはプロトコルの核心ではなく、フルノードを稼働せずに済む利便性を得るためにお金を支払うことを選んだ参加者だけが使うものである点には注意してください。
Raiden Networkのスパム耐性は?(Is the Raiden Network spam-resistant?)
はい、あります。単一ノードがスパム攻撃にあってもRaiden Network全体には影響はありません。ノードはスパム被害に遭ったノードとの接続を控え、スパマーを切断します。